インクと紫煙と珈琲と。

買った本、読んだ本。数多ある本たちとの数奇な出会いを綴ります。

2017/03/06

今日は早起きして職安へ。職業訓練を受けたらどうかと職業相談担当に先週言われ、話を聞きに。職業訓練まで面接があるとは知らずちょっとびっくり。これまで職安のお世話になったことは無いので全てが未知の世界・・・大丈夫か(笑)訓練の話はことのほかスムーズに聞けてしまい相談の予約時間まで時間が空いてしまったのでブラブラ書店へ。3冊ほど文庫を買う。直木賞受賞をした恩田陸の「蜜蜂と遠雷」のサイン本があった。・・・今更か(笑)電子版でかなり安くDL出来たのでこれは購入しない。自分が買わなくともまぁ、売れるだろう。購入した本は以下の通り。

宮木あや子「白蝶花」(幻冬舎文庫)

 

白蝶花 (幻冬舎文庫)

白蝶花 (幻冬舎文庫)

 

 

チャールズ・ブコウスキー「死をポケットに入れて」(河出文庫)

 

死をポケットに入れて (河出文庫)

死をポケットに入れて (河出文庫)

 

 

トレヴァー ノートン「世にも奇妙な人体実験の歴史」(文春文庫)

 

世にも奇妙な人体実験の歴史 (文春文庫)

世にも奇妙な人体実験の歴史 (文春文庫)

 

 

宮木あや子新刊は内容的に林真理子の「白蓮れんれん」と被ってるかと思いきや、読了感想をあげていた方のを読んでやはり宮木あや子らしい「百合要素」が話の主軸らしく、大好きな作家三浦しをんが解説も書いてるので。ブコウスキー「死をポケットに入れて」は欲しいと暫く考えていたところに最近なぜかやたらと書店の目立つところに面陳されてたので購入。ノートン「世にも奇妙な~」は成毛眞「もっと面白い本」(岩波新書)にて紹介されており、最近映画化の影響で積んでた本を読みだした遠藤周作「海と毒薬」と勝手にリンクさせ気になり購入。いずれも面陳されていたこの書店、よくわかってる(何が)。

3月も6日経過したが少しだけ、本の購入が控えめになってる(私的に)。

1日にセサル アイラ「文学会議」(新潮クレスト・ブックス)

 

文学会議 (新潮クレスト・ブックス)

文学会議 (新潮クレスト・ブックス)

 

 

3日に・ジョー・ネスボ「その雪と血を」(ハヤカワ・ミステリ ポケミス)

 

 

         ・グレッグ イーガン「ゼンデギ」(ハヤカワ文庫SF)

 

ゼンデギ (ハヤカワ文庫SF)

ゼンデギ (ハヤカワ文庫SF)

 

 

         ・よしもとばなな「すばらしい日々」(幻冬舎文庫)

 

すばらしい日々 (幻冬舎文庫)

すばらしい日々 (幻冬舎文庫)

 

 

         ・名取佐和子「金曜日の本屋さんー夏とサイダー」(ハルキ文庫)

 

金曜日の本屋さん―夏とサイダー (ハルキ文庫)

金曜日の本屋さん―夏とサイダー (ハルキ文庫)

 

 

4日に電子版で東川篤哉「探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて」(幻冬舎)

 

 

8冊くらいなんでアマゾン情報載せても大丈夫そうですね(笑)

これに対して読み終えたのは12冊。しかもほぼ漫画・・・(^^;

とりあえずはnaked apeDOLLS」文庫版(IDコミックスZERO-SUMコミックス)を高校卒業以来やっと全巻読めたのはうれしかったです。

 

 

文庫版や愛蔵版に好きな漫画が入ってくれると(スペース的に)とても有難いです。

唯一の活字本は長谷川夕「僕は君を殺せない」(集英社オレンジ文庫)

 

僕は君を殺せない (集英社オレンジ文庫)

僕は君を殺せない (集英社オレンジ文庫)

 

 これ、表題作とタイトルと表紙ともどもオレンジ文庫らしくないんですが正直、一般レーベルで出しても良かったんじゃないかと思うくらい好きな本でした。帯やら本裏面のストーリー紹介文がオーバー表現すぎて、過小評価を受けてる感じがしてとても勿体ないなぁと感じてしまいました。「雪」と「血」という表現に櫛木理宇「赤と白」を想起しましたが、こちらは二人の男の子が主人公の二人称・独白形式のスタイルを取った作品。元題であった「亡霊」よりもより深い意味と、冷酷な話の中にほんのりとした優しさと希望が見えるタイトルで表題の方が好きです。登場人物が多いわりに明確な説明はつけてませんが類似したキャラクターがいないのでスムーズに読み進められました。作者の下準備が綿密に練られたからこそ、の作品だなと。良い作品でした。

 

さて、こんな感じでつらつらと書いてきましたが、まだ時間があるので遠藤周作「作家の日記」(福武文庫)でも読み継いで、相談を終えた帰りはブックオフでも寄って帰ります。何か拾えるかしら。

 

 

江崎 すみ歌